2010年11月21日日曜日

龍馬と組織と僕の話。






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いよいよ龍馬伝もあと少しで終わります。初めは龍馬なんてとっくの昔

に卒業したと思っていたのですが、始まっていざ観てしまうと、何とも

あの頃の熱い思いが思い出された、一気にはまってしまいました。



少し話は変わりますが、組織の変わり目というのはとても難しいと、最

近つくづく感じています。今までのやり方が通用しなくなってきた。



それでは、組織全体を変えて、新しい成長の芽を育てていく方へ導けば

いい。と、進むべきなのですが、それが簡単には進めないのが、難しい

現実です。



変化が必要になったと言っても、今まで組織は生きてきたわけだし、そ

れを育て、守ってた人々がいる。その人々が、変化の意味と、必要性を

理解せず妨げてしまうことがあります。



もちろん、その方々は決して無能ではなく、今までのあり方の中で、実

に具体的な才能を持ている。だから、時代の変化の中でその才能がかす

れても、その現実を知ることを拒みます。



そこで、彼らを何らかの方法ですべて消し去る、革命とか粛正とか物騒

な方法をおこなう。そして、地平線を隅々まで見渡せるほど、切り開き

組織の見晴らしを良くしてしまう。シンプルで手っ取り早い方法で、効

率良い。善か悪かの2言論で、旧勢力を完全な悪として、捉えることで

暴力的集中力がより強まり、行動の正当性が勇気を奮い起こします。

実は、気が短い私など、この傾向がとても強い。



しかし、本当に生まれ変わった組織にそれは効率的で、幸福な結論を呼

ぶのか?と、考えるに、そうではないかもしれません。変化について行

けず、無意味な力ばかりを誇張する旧勢力は、一面を見れば悪かもしれ

ない。でも、組織としての生命を長年育んできた彼らを、すべて消し去

った後には組織を受け継ぐすべを持たない者のみが残されてしまいます。



倒すにしても、明確な目標と、具体的な組織運営の術を冷静に身につけ

ておかないと、荒廃のみが残り、結局はすべてが消えることになる。



倒す側に明確な責任を取る覚悟が必要なのでしょう。旧勢力のは強く大

きいので、責任のすべてはそちらにあると思いますが、倒した後に新た

に組織を築いていくのは、倒す側の彼らです。



旧勢力が時代の流れに合わず、組織自体が疲弊しているのに、性懲りも

無く居座っているそれは、倒す側の明確な責任なのだろうなと思います。

そう、私の責任なのです。



振り返るに、龍馬伝の舞台、明治維新は権力の引き継ぎが奇跡的に出来

た、歴史的にも希有な勢力の移行でした。



旧勢力が、まだ十分保っている力を使い、時代の変化を敏感に感じ取り

変化を起こそうとしているまだ微力な新しい勢力を潰すこと無く、また、

新しい勢力が、組織運営の術を持たないまま旧勢力を完全に消し去るこ

ともなく。また、拮抗した力のぶつかり合いで、果てしない内戦になる

こともなく。



驚くべき早さで、目標を定め、組織を立て直すことが出来た。他の国では、

新しい勢力をことごとく潰し、時代の流れの中消えていった。また、受

け継ぐこともせず、旧勢力をことごとく滅ぼした後、組織が荒廃したま

ま長い混迷の歴史を刻むこととなりました。



私自身も様々なことで、時代の変わり目を感じますし、その為に今の組

織がほころびていることを感じています。ただ、それ故に短絡的な判断

はやめ、広い視野で一歩一歩つながりを創りつつ進んで行かなくてはな

らない。そして、それを絶え間なく続ける勇気と責任が必要であると、

龍馬を観ながらふと思った次第です。



まあ、そんなことはなかなか出来ず、どうも今ひとつの日々を過ごして

いるのですが、心奥深くには、あの幕末の志は燃やしているのです辛う

じて。




















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