ソフトバンクの孫社長と、楽天の三木谷社長、日本のネットビジネス
の両雄が、4月23日都内で、初の共同講演を行いました。
題目は「国民の、ITによる、日本復活」
「ネット両雄、“共闘”を宣言」と銘打ち、4月27日、その内容を
日経産業新聞が記事にしていました。
両者が顔を合わせて、講演を行うことは、初めての試み。
孫社長が代表理事を務める、社団法人ブロードバンド推進協議会が
主催し、三木谷社長は、社団法人eビジネス推進連合会の会長として、
ゲスト登壇しました。
講演は、はじめそれぞれ行い、ネットビジネスの問題点と、展望を
語りました。
三木谷社長は、大衆薬のネット通販が原則禁止された薬事法の再改
正を改めて批判。また独自仕様に縛られがちな国内IT技術を廃して、
世界標準を目指すよう力説。
孫社長は、光回線のネット接続の「100%普及」を提言。今後展開
が見込まれる、遠隔医療や、遠隔教育、在宅勤務、新ネットワーク
サービス発展の為、その重要性を語りました。具体的には「NTTの
光インフラ事業の完全分離」が必須。解放をもとめました。
両者とも、日本の技術とサービスの「脱ガラパゴス化」を推し進め、
世界標準として育て、「世界を変える」ことを成し遂げるよう、
互いに協力を呼びかけ、講演の幕を閉じました。
ネットサービスの世界は、「自ら動いて問題解決をする」ことが基本。
スピードと、確実性の為には、国や、他社を待っていては時勢に取り残
されてしまいます。
Googleは、遅々として進まない、アメリカ国内のブロードバンド網整備を、
国に頼らず、一部地域は自ら高速回線を構築する計画を立てています。
また、貧弱な回線でも、動画が円滑に観られるように、YouTyubeの技術を
使い問題を解決しました。
孫社長は主要ネットワークサービスは「アメリカが圧倒的に先進国」
と語っています。
ただ、日本の両雄である、ソフトバンクも、楽天も座して待つことなく、
積極的に動いています。楽天は、中国の百度と組み、中国での電子商取
引事業に進出しています。また、ソフトバンクも、有望なベンチャー企
業に投資を進めています。最近ではユーストリームに大々的な投資をし、
無料の専用スタジオを作りました。
日本の家電メーカーや、出版等既存の企業がネット対応に遅れ、
そのツケが迫ってきている今、元気がなくなっている日本を、
「国民の、ITによる、日本復活」その題目の通り、是非とも両雄の
“夢”の力で、成し遂げてもらいたいと、楽しみに期待しております。
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