2010年4月28日水曜日

アイスランドの火山は飛行機を止めただけでなく、イノベーションも止めた?!

アイスランドの火山爆発が、世界中の航空網を麻痺させ、


欧州発着便に大打撃を与えました。




つい、数日前まで、大変な混乱状況を、メディアが伝えて


おり、物流の停滞や、空港内で寝泊まりする旅行者を


映し出していました。




幸い、現時点では問題は収束し、ようやく通常の航空


スケジュールが戻り、安堵した方も多いでしょう。




しかし、日本から見れば、まるきり地球の反対側の


火山噴火が、これまでに深刻な問題を引き起こす


とは、グローバル世界をいやでも知らされます。




問題が長期化したら、経済に大打撃をうけるだけでなく、


意外なことが大きな影響を受けるようです。




日経産業新聞の4月28日に「飛行機が運ぶイノベーション」


という記事がありました。




米コロラド大学のケラー教授が、米国から航空便で、


海外に行くビジネスマンの数と、他国から、米国へ航空便で


来るビジネスマンの数を調べ、その関係を分析しました。




なぜ調べたのか?情報や、技術ノウハウは、知識や、


知恵として、人間が持っています。だから、イノベーション


先進国の米国から、多くの人が訪れて、現地の人と直接交流


をすればするほど、技術開発や、知的刺激に好影響を与え、


結果、イノベーションが促進されると考えました。




事実、米国の近隣国である、コロンビアとホンジュラスでは、


人の入出数が多いコロンビアの方が、圧倒的に特許数が多い


結果が出ています。




教授らの分析結果では、航空便ビジネスマンが10%増えると、


特許数は1%増えるとのことです。




ネットを使った、無料電話や、高品質のTV会議システムが


どんどん性能が高く、安く、広まっている現代ですが、


顔を直接突き合わせ、同じ釜の飯を食べながら、話し合い、


教え合う大切さは、まだまだ、これからも、重要で、有効性


が大きいことを実感したおもしろい記事でした。




テキストで記述出来る知識のレベルでなく、文章や、図など


で表現出来ない暗黙知レベルの知恵には、やはり、直接的な


人とのつながり必要なのでしょう。


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