2010年5月28日金曜日

トヨタとステラがEVを共同開発




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「トヨタが5000万ドル(約45億円)をアメリカ電気自動車ベンチャーのステラに出資」 という、記事が少し前の日経産業新聞に載っていました。


トヨタは、ベンチャーとしてのチャレンジ精神をステラから学び、ステラは、尊敬する トヨタと組み、自動車製造のノウハウを得ます。


今後新しEV(電気自動車)を共同開発する予定です。


今回の話の発端は、閉鎖予定のNUMMI工場にステラが興味を示し、トヨタに見せて欲しいと 打診したところ、トヨタ社長がステラロードスターに乗せて欲しいと要望。その後、積極的に 話が進みました。


今回の話は、新しいEVを軸とした興味や好奇心だけの合弁ではなく、それぞれの危機感からの 未来に対する、具体的な対応のようです。


トヨタは、リコール問題が収まらい中、NUMMI閉鎖の批判も高まっています。また、自動車 産業が急速に電気自動車へ傾いてきており、ハイブリッドの優位性もいつまでもつか分かりません。


今回、ステラからのNUMMI買収打診を機に、NUMMI閉鎖が回避出来、再雇用道が生まれ、 ステラから、EV(電気自動車)技術を得ることで、自動車の将来へ、着実な布石を打つことが出来 ます。


また、ステラにしても、トヨタとの共同開発は渡りに船でした。金融危機で株式公開が頓挫し、 本年1月再度挑戦したが、欧州市場不安で思うようになりませんでした。また、EV(電気自動車) 市場は、一部の富裕層には好評ですが、高価格と、給電設備が普及していないため、非常にニッチ であり、現在のところ市場に広がりが見込めません。


今回のトヨタが「後ろ盾」になることで、「安心感」を市場に訴え、また、トヨタの量産ノウハウを 応用し、より低価格なEVの製造を行う予定です。


正直今回の出資と共同開発の話は驚きました。イメージとして技術力を自負する巨人、トヨタが、 アメリカのベンチャーである、ステラに対して、EV(電気自動車)を共同開発するのですから。


最近リコール問題で揺れていますが、その屋台骨はまったく揺るがず、着実な成長を続けている トヨタに何があったのでしょうか?日本企業らしい日本企業としてイメージのあるトヨタとして、 まったく企業体質が違いすぎる米ステラと組むとは。まだ、日産や、マツダの方がイメージ的にも、 実質的にも、外資系企業と組みしやすいと思うのですが。


ただ、記事の最後に書かれていたのですが、「トヨタの中にある、閉塞感を打ち破る」目的が あるようです。本来、トヨタもベンチャー企業として出発し、様々な試行錯誤の上、挑戦し、成功を 納めました。


が、大きくなるにつれ、稟議書の判子の数が増えてきて、会社自体も肥大化しました。社内では、 そんな肥大化した巨人に危機感を持ったようで、今回、異質なベンチャー企業を受け入れることで、 再度、挑戦的な社風を蘇らそうと言う魂胆らしいのです。


しかし、思い切ったことをしました。今やハイブリッド車では、他に類を見ないほどの実績をつかみ とったトヨタ。今回の挑戦が吉と出るか凶と出るか、できれば吉と出て欲しいと願いつつ、見守って 行きたいと思います。


これに電機モーターが乗るのかな?4輪全て小型モーター駆動にすると、以外と速いという話も 聞きます。








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